Air Language NewsBullet n°022
2023/06/11 (Sun) 20:20
「空中の本へ」をテーマに、
書籍、映像、展示、イヴェント、
芸術にまつわる対話やノートなど、
多様な記事をわずかずつ、月9回ほど無料配信、
[TH Grid]のアーカイヴ思想も紹介します。
*
河野道代『思惟とあらわれ』の詩的追究
河野道代の『思惟とあらわれ』が2022年7月、
panta rhei 社から刊行されました。
収録された詩篇が成立要素としているのは、美術の最先端における
さまざまなオブジェのあり方です。それらは、
物の言葉を聴き取った制作者の思考が物質化されたものですが、
その成立後、オブジェに注がれるのは、観る者のまなざしだけとなります。
しかし、もし詩がリズムや韻や整えられた諧調によって
物の位相に転位を与えるならば、私たちは新しくひらかれた次元で、
言語によって構築され、異なる光に照らされた
さらなるオブジェの姿を見ることができるでしょう。
この書物では鮮やかな詩的想像力と精密な散文的仕掛けが
渾然一体となって、見えないオブジェを次々と出現させている。
言葉の本質を物の本質に対置させるという、
詩的追究の新しい成果です。
河野道代『思惟とあらわれ』@rhei.jp
河野道代『思惟とあらわれ』@BOOK ARCHIT
*
[平出隆総譜-造本]1983-04-15 田村隆一『陽気な世紀末』を編集・装幀。河出書房新社刊。菊判変形/糸縢綴じ/112頁/ソフトカバー装/函入/印刷凸版印刷+製本小泉製本[d7]
air language newsbullet n°022
back number
by
Institute for Air Language
airlanguageprogram.com
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芸術にまつわる対話やノートなど、
多様な記事をわずかずつ、月9回ほど無料配信、
[TH Grid]のアーカイヴ思想も紹介します。
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河野道代『思惟とあらわれ』の詩的追究
河野道代の『思惟とあらわれ』が2022年7月、
panta rhei 社から刊行されました。
収録された詩篇が成立要素としているのは、美術の最先端における
さまざまなオブジェのあり方です。それらは、
物の言葉を聴き取った制作者の思考が物質化されたものですが、
その成立後、オブジェに注がれるのは、観る者のまなざしだけとなります。
しかし、もし詩がリズムや韻や整えられた諧調によって
物の位相に転位を与えるならば、私たちは新しくひらかれた次元で、
言語によって構築され、異なる光に照らされた
さらなるオブジェの姿を見ることができるでしょう。
この書物では鮮やかな詩的想像力と精密な散文的仕掛けが
渾然一体となって、見えないオブジェを次々と出現させている。
言葉の本質を物の本質に対置させるという、
詩的追究の新しい成果です。
河野道代『思惟とあらわれ』@rhei.jp
河野道代『思惟とあらわれ』@BOOK ARCHIT
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[平出隆総譜-造本]1983-04-15 田村隆一『陽気な世紀末』を編集・装幀。河出書房新社刊。菊判変形/糸縢綴じ/112頁/ソフトカバー装/函入/印刷凸版印刷+製本小泉製本[d7]
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