Air Language NewsBullet n°003
2023/04/07 (Fri) 20:30
「空中の本へ」をテーマに、
書籍、映像、展示、イヴェント、
芸術にまつわる対話やノートなど、
多様な記事をわずかずつ、月10回ほど無料配信、
[TH Grid]のアーカイヴ思想も紹介します。
*
2023年3月23日18時から、「現代作家アーカイヴ 文学インタヴュー
第27回」の公開収録が東京大学駒場キャンパスで開催されました。
主催は飯田橋文学会、聞き手は澤直哉。
その対話の真率さと緊密さに「平出隆入門の決定版」と
多くの反響が寄せられていましたが、
当日の内容が東京大学大学院の中田崚太郎氏により、
東アジア藝文書院のブログに簡潔に報告されています。
【報告】文学インタヴュー第27回 平出隆
催しは対面とオンラインのハイブリッド形式で行われましたが、
インタヴュー動画は飯田橋文学会のウェブサイトで公開される予定です。
*
この対話から派生するシリーズとして『草本叙説』を本号より断続連載。
『草本叙説』01 澤直哉 +〔平出隆〕
書くことは答えを欠くことを覚悟のうえでの問いの賭けという仮定に立つなら、書く我はひとりであろうとひとりでに、問いかける我と問われる我とに割れる。
それが他者を欠く我の日々の退屈であるとしても、あらかじめ我と汝とが、問いと答えとがあたかも分かたれて在るかのような対話はむしろ退行だろう。交わされ、躱され、変わる言葉の場の顕われを見られない。一人称と二人称は。我と汝は。哀れな我々は。
〔 一般にもっとも退屈な問いは「あなたにとってAとは何ですか」というもの。ここから先へ行けば行くほど、温存されていくばかり、「あなた」も「A」も、「何」でさえも。
問いと答えのありかたそのものを疑うことは、初めばかりでなく、常に重要。さらにそこに人称がどう関わるのか、問うのであれば。〕
彼ならどうか。彼等なら。彼が我を割り、我が彼を割るなら、彼と彼になれないか。我でもなく汝でもなく、我々でもない欠片の彼等が語らないか。
S〔H〕S
*
[平出隆総譜-講演]2023-03-23 東京大学駒場キャンパスで飯田橋文学会主催による「現代作家アーカイヴ 文学インタヴュー第27回」に出演 聞き手は澤直哉 [d6]
air language newsbullet n°003
by
Institute for Air Language
airlanguageprogram.com
書籍、映像、展示、イヴェント、
芸術にまつわる対話やノートなど、
多様な記事をわずかずつ、月10回ほど無料配信、
[TH Grid]のアーカイヴ思想も紹介します。
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2023年3月23日18時から、「現代作家アーカイヴ 文学インタヴュー
第27回」の公開収録が東京大学駒場キャンパスで開催されました。
主催は飯田橋文学会、聞き手は澤直哉。
その対話の真率さと緊密さに「平出隆入門の決定版」と
多くの反響が寄せられていましたが、
当日の内容が東京大学大学院の中田崚太郎氏により、
東アジア藝文書院のブログに簡潔に報告されています。
【報告】文学インタヴュー第27回 平出隆
催しは対面とオンラインのハイブリッド形式で行われましたが、
インタヴュー動画は飯田橋文学会のウェブサイトで公開される予定です。
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この対話から派生するシリーズとして『草本叙説』を本号より断続連載。
『草本叙説』01 澤直哉 +〔平出隆〕
書くことは答えを欠くことを覚悟のうえでの問いの賭けという仮定に立つなら、書く我はひとりであろうとひとりでに、問いかける我と問われる我とに割れる。
それが他者を欠く我の日々の退屈であるとしても、あらかじめ我と汝とが、問いと答えとがあたかも分かたれて在るかのような対話はむしろ退行だろう。交わされ、躱され、変わる言葉の場の顕われを見られない。一人称と二人称は。我と汝は。哀れな我々は。
〔 一般にもっとも退屈な問いは「あなたにとってAとは何ですか」というもの。ここから先へ行けば行くほど、温存されていくばかり、「あなた」も「A」も、「何」でさえも。
問いと答えのありかたそのものを疑うことは、初めばかりでなく、常に重要。さらにそこに人称がどう関わるのか、問うのであれば。〕
彼ならどうか。彼等なら。彼が我を割り、我が彼を割るなら、彼と彼になれないか。我でもなく汝でもなく、我々でもない欠片の彼等が語らないか。
S〔H〕S
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[平出隆総譜-講演]2023-03-23 東京大学駒場キャンパスで飯田橋文学会主催による「現代作家アーカイヴ 文学インタヴュー第27回」に出演 聞き手は澤直哉 [d6]
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by
Institute for Air Language
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